39歳になった。

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昨年から毎年誕生日に今やっていることや思っていること、一年前と比べて変わったこと、この一年間にあったことなどについて書くことにした。

39歳という年齢について

 
30代最後の歳。1年前は「肉体的な老化が全く進まない」と書いたが、体力の低下を少し実感するようになって来た。また、客観的な評価として40歳になったら色んなところで言い訳が効かなくなる。それだけ40という数字は大きい。多分40代への準備をする歳になると思う。ただ、何かを諦めることとは同義ではないと思っている。

開発に参加したゲームが1つリリースされた。

ちょいちょいドラえもん」というカジュアルなパズルアクションゲーム。
ゲームデザインとレベルデザインで参加した。特にリリース時に実装されたレベルのほとんどを1人で作ったが、そこまで集中的にレベルデザインをするのは久しぶりの経験で面白かった。

会社で1人雇用した。

業界未経験のゲームデザイナー。一昨年末に無償のインターンでの研修を続け、昨年8月から業務委託契約で上記のちょいちょいドラえもんのレベルデザインに参加して貰って、4月から社員として入社して貰った。その人と出会ってから採用についての考え方が大きく変わった。それまでは自力でUnityやプログラミングを学んでインディーゲームを作ってるような人を優先的に採用したいと思っていたが、今ではそのような経歴でさえ学歴と同等の評価軸の一つでしかないと思っている。(無論、学歴と同様には評価する。)ゲームデザインは、ロジカルなサイエンスであると同時に、人の感情の機微を取り扱うアートでもある。そのような複雑さに対する適性は1種類の能力や実績で測れるものではない。その社員の能力を一言で表す言葉を僕は知らないが、強いて言えばゲームが作れると判断した。それは可能性があるかもしれないと言った話ではなくはっきり断言できるレベルで。残念ながら弊社にはまだ「可能性があるレベル」の人間を雇用する余裕はない。今はクライアントの仕事をしながら空いた時間に自身の企画で1つゲームを作って貰っている。

最近やってる仕事。

 
クライアントの仕事をやりつつ、プロデューサーとしてまたテクニカルディレクターとして先述した社員のゲームをサポートしている。そのゲームを確実に完成させてリリースしたいため、自分自身のゲームの企画は一旦保留している。人の作品を俯瞰する立場になって、初めて自分の過去の失敗の原因が見えて来たりもする。自分自身が企画や開発から離れるつもりは全くないし、今やってることは自分の次の作品に繋がると思っている。また、クライアントの仕事でもUnityのC#のコードを書く時間は明らかに減ったが、例えばCity Engineで広大かつ軽量な都市景観モデルの自動生成スクリプトを書いたり、それをインポートしたUnityのシーンを最適化したりテクニカルアーティスト的な仕事をしている。仕事のジャンルや立場がどんなに変わっても技術と離れることはないと思っている。

批判的な意見について思うこと。

 
一般的な意味で仕事というのは型に嵌めることだと思う。けどゲームを作る仕事というのは、最初に企画が必要で、企画というのはその時点では仕事の型に嵌らない。好きなものを作るのが正しい時には趣味との境が曖昧になる。そういう形のないお金にならないことをやっていると「遊んでる」とか「ふらふらしてる」とか身近なところから批判的な意見が聞こえる。で、1年前ならそういうのは100%無視したが、今だと「あなたの価値観であなたの好きな言葉を使って表現する限りはそういう話になるんだろう。」と理解した上で受け入れることとしている。受け流すのとも違う。とりあえず受け入れる。何も分かっちゃないなあとは思うけど、評価というのは常に他人から下されるものであり、また常に適切な理解が伴うとは限らない。それは仕事という公的な活動をする限りどこまでもついて回る。特に今は1人の社員がいて、金融機関からも融資して貰って、もう会社は僕だけのものじゃなくなっている。

MANOWARのジョーイ・ディマイオと会って話をした。

後に公式に撤回されたが一番好きなヘヴィ・メタルバンドのMANOWARが今度のツアーでバンド活動を終えると言ってたので4月のコペンハーゲン公演を観に行った。それだけでなく、日本円にして24万円ほどのUltimate Fan Experienceというアップグレードチケットを購入した。これによって楽屋で憧れのジョーイ・ディマイオと会えることとなった。
彼と初めて会って何より驚いたことは、彼がとても物腰が柔らかくて紳士的だったこと。憧れのスターを前に緊張した僕に対する気遣いというものが伝わって来た。MANOWARは日本と海外での人気に落差があるため、2014年以来全く来日の機会がない。来日の可能性について話すと「君みたいなコアなファンが署名を募ってプロモーターに働き掛けてほしい」と言っていた。Twitterなど見る限りMANOWARへの関心があまりにも低い状況でいきなり署名運動をして効果があるとは思えないため、やるなら戦略的に行いたいし他の方法も検討した方が良いとは思うが、とりあえずMANOWARの来日実現のために何らかの力添えするというのは一つの使命として承ったつもりである。必ず何かはやろうと思う。

映画館に行くようになった。

 
映画好きの母が色々と公開中の作品を見つけては誘ってくれるようになったこともあり、映画館に行く頻度が増している。
昨年観た新作のリストはこちら
こうして見ると昨年はそこまで多くないのだが、今年は明らかに昨年を上回りそうなペースで観に行っている。
今の所海獣の子供が今年のベスト作品候補。

音楽を作っている。

ジョーイ・ディマイオとの面会で触発されたこともあるが、音楽に割く時間が増えている。自分のゲームの企画を保留してることもあり、金になるかどうかは関係なく何か確実に自分1人で完成させられるものを作りたくなった。そしてそれはゲームではなく音楽という結論に至った。ギターは13歳から弾いてるが、この歳になってようやく指板の上に音が見え始めるようになった。音作りやミックスの勘所も分かって来た。年内には10曲以上まとめて発表できると思っている。音楽を続けているおかげで仕事で上手く行かないことがあっても、充足感を忘れずに日々を過ごすことができている。

次の1年でやりたいこと。

最近フットサルに誘われるようになったので継続して参加したい。また、読書の時間をもっと増やしたい。

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