結局ゲームメカニクスが完成しない状態で挑んだ今回のセッションですが、初日はUstreamの設定等に時間を取られたこともあり、相変わらず進捗が芳しくありません。
また、想定していた数のNPCを表示させた所、フレームレートが大幅に低下する等の問題もありました。
問題への対処ばかりでAIデザインもレベルデザインも一向に進まないため、セッションの主旨を変えて、現実的な目標を再設定する事にしました。
変更前の目標
マップ、スクリプト共に製品版を想定した規模の作り込みを目指す。その過程を通して主にマップの構造によるプレイヤーの誘導や緊張感のコントロール方法を提示する。
変更後の目標
必要最小限の広さのマップの上で、プレイヤーとAI、またはAI同士のインタラクションを作り込む。プロトタイピングの段階におけるサンドボックスレベルによるイテレーションの重要性を提示する。
今日1日、来場者の方とお話して、マップの作り方よりもUnity3Dを用いたプロトタイピングや、Rain{one}を用いたAIの設計に関心のある人の方が多いことが分かりました。明日からはAIの実装とミクロなゲームプレイ単位におけるイテレーションに集中します。
お昼休みと夕方にはこちらのUstreamで進捗を報告いたします。よろしくお願いします。
Author by Kensuke Shimoda : News | Comment (0)
気がついたらCEDECまであと数日となってしまいましたが、今回私がレベルデザインを実演するゲームについて説明をします。
ゲーム概要
- Unity3DによるFPS
- Unity Web Player用の無料ゲームとしてのリリースを予定
- 開発開始から1ヶ月の段階
- グラフィックスのリソースは全く無い
- キャラクターは全てキューブマン
- アニメーションもなし
- 今回のレベルデザイン実演では、建築物モデルとしてUnity Asset Storeのものを利用
- 主にNPCのAIを優先して開発中
- AIにはRival{Theory}社のプラグインRAIN{one}を使用
このFPSの特徴
- 白昼の街中で行われる銃撃戦と逃走劇
- プレイヤーは警察に追われる犯罪者
- 敵は主に警察官
- 警察官らしいAIを実装
- 人ごみの中で銃を撃たない
- 負傷者の保護を優先する
- プレイヤーの生け捕りを狙う
- 殺してはならない市民NPCがたくさんいる
- 市民NPCを殺すと警察の攻撃が激しさを増す
- 非殺傷武器→実弾射撃→頭部を狙撃・・・のようにエスカレート
- 市民NPCを盾にする、市民NPCを負傷させて警察に救助させる等の戦略が可能
- 警察以外にヤクザ等の第3勢力も登場
- 警察が第3勢力に気を取られてる時はチャンス
- プレイヤーの行動に影響されて集団ヒステリーを起す市民NPCも
- プレイヤーはスーパーマンじゃない
- 拳銃弾1発で戦闘不能
- ジャンプはできない
- けど切れると怖い
- 非殺傷兵器による攻撃を受け続けると恨みパワーが溜まりぶち切れ攻撃を発動できる
- ぶち切れ攻撃では周囲のNPCを一瞬にして行動不能にする
- 銃は狙わないと当たらない
- 弾が少ない
- 戦場ではなく平和な先進国の街中なので弾は落ちてない
- 警察官もあまり弾をもってない
- リボルバーを5発撃ったら終わり
- つまり無駄撃ちさせれば勝てる
- ゲームのゴールは警察官を殺すことではない
- 警察官を皆殺しにしようと思っても敵わない
- ゴールの違う複数のレベルがある
- 今回のレベルデザイン実演はゴールを何にするかから考えます。
以上のようなゲームですが、実はこれを書いてる時点でまだ警察官のAIと「ぶち切れ」攻撃の実装が全然できてなかったりします。
あとは、市民NPCの集団ヒステリーの実装はCEDEC開催までに間に合いそうにありませんが、それも含めてレベルデザインとして実装を実演したいと思います。
明日は約束していたレベルデザインのお題募集についてこのblogで告知する予定です。
(追記0903 募集内容についてはこちらをご覧下さい。)
Author by Kensuke Shimoda : News | Comment (0)
先日告知したCEDEC2011の展示について、来場者によるテストプレイ等の応対を手伝って頂くボランティアスタッフを以下の要領で募集します。
【期間】
2011年9月6日〜9月8日
※事前に説明のためのミーティングが1回あります。
【場所】
パシフィコ横浜
【内容】
CEDEC2011における株式会社degG下田賢佑による展示「3日で完成? FPSレベルデザインライヴ」において、来場者に対してゲーム内容の説明や質問の受付などの応対、展示資料のレイアウト等をして頂きます。その他、ご希望であればレベルデザインライヴそのものに参加して頂く事も可能です。
※応対が必要なのはコアタイムだけなので、それ以外の時間はご自由にして頂けます。
【応募資格】
・現在就業中で無い方
※特定の企業に内定済みの場合は、内定先企業の承諾を得てください。
・高校卒業以上の方
※大学・専門学校を既に卒業済みの方でもOKです。
・自宅からパシフィコ横浜に通える方
※交通費は全額支給いたしますが、会場近くに宿泊される場合は、宿泊費はご自身でご負担して頂きます。
・ゲームや広報/プレゼンの仕事に興味のある方
※ゲーム業界志望である必要はありません。業界の垣根を越えるのも今年のCEDECのコンセプトです。
※展示に使用するノートPCをご持参頂ける方は優遇します!
【ボランティア参加者の得られるメリット】
応対に支障が無い限り、来場者の方と名刺交換等ご自由に交流していただけます。また、CG関連スキルをお持ちの方は、レベルデザイン実演そのものに参加して、来場者の方にスキルをアピールして頂くことも可能です。また、広報やプレゼンテーションの仕事に興味のある方は、展示方法やコアタイムでのプレゼンテーションにおいてご自身のアイディアを実践して頂くこともできます。
【応募方法】
こちらのフォームより件名を【CEDECボランディア希望】として簡単な自己紹介を送ってください。質問がありましたらTwitterアカウントにお問い合わせください。
【応募締切】
2011/08/14
【注意事項】
この度のボランティアスタッフ募集は、ゲーム業界内定者の方々を中心としたCEDEC2011運営の会場整理ボランティアとは無関係に、弊社独自に募集するものです。弊社からCEDEC2011運営ボランティアと同じ参加特典をご提供することはできませんのでご了承頂きたく願います。また本件に関してCEDEC2011事務局や運営委員会等にお問い合わせするのはご遠慮頂きたく願います。
昨年は、2つのポスター展示について全て私1人で応対したのですが、今回は私自身は常にレベルデザインの実演をするため、どうしても私以外のスタッフが必要になります。また、ゲームのプレイアブル展示について、昨年の漫画展示の経験からテストプレイ用のPCは4台は必要と考えるのですが、それら全てに説明のスタッフがついていることが望ましいといいう理由から募集させて頂くことにしました。
ボランティアということですので、一緒に展示を作り上げることを楽しんでいただける方が対象となります。今回は開発作業の実演という展示の性格上、効果的なプレゼンテーションの方法はその場で臨機応変に考えて行かなければならないと考えます。そこで自分のアイディアを実践し、リアルタイムで来場者の方々の反応を確かめるという経験が、ボランティア参加者の方の将来の仕事に役立つことがあれば幸いです。
ゲーム開発の仕事がしたい方はもちろんですが、周辺分野であるITや広告の仕事に就きたい方にも参加して欲しいと思っています。必要な知識は私から教えますので、現時点でゲームに詳しい必要もありません。ご応募をお待ちしております。
Author by Kensuke Shimoda : News | Comment (0)
CEDEC2011 インタラクティブセッション 「3日で完成? FPSレベルデザインライヴ」
この展示で用いるゲームは、今秋に無料のwebブラウザゲームとしてのリリースを予定している低スペックPC対応の小作品です。
実は7年ほど前から構想しているゲームがあり、ずっとそれを作りたいと思っていたのですが、表現したい内容を考えるとどうしてもそれなりの予算が必要となり、なかなか開発をスタートできませんでした。しかし、せっかく独立して会社を作りゲームデザイナーを名乗っているのに自分の作品というものをなかなか発表できない状況は確かに良くない、それは今すぐにでもなんとかすべきと思っていました。
そこで、そちらの大作の開発計画を一旦白紙にしたうえで、ストーリーを共有する小作品を先に作り、一連の作品世界を少しずつ世の中に発表していくことにしました。
現在の私は、大震災以降の非常に厳しい市況の中、受託案件で様々なクライアントさまのお世話になりなんとかやっていけてる状況です。そのご恩に応えるためにも、あくまで受託案件を優先し、自主制作の方はプライベートな時間と予算を捻出しての開発となります。CEDEC2011の時点でどこまで出来上がるか保証はできません。特にヴィジュアルの方が心配ですが、ゲームメカニクスだけは何とか間に合わせます。CEDECの会場で皆様にプレイしていただけることを楽しみに、鋭意開発を進めたいと思います。
Author by Kensuke Shimoda : News | Comment (0)
CEDECの講演資料アーカイブCEDiLにて、CEDEC2010で弊社ゲームデザイナー下田賢佑が発表した2つのポスターが公開されました。
無料の会員登録で以下2つともポスターのpdfファイルをダウンロードすることができます。是非ともご覧下さい。
漫画「GDCに行こう~ゲームプランナー間違いだらけの英会話~」
あるゲーム開発会社の内定者が入社前に突然GDCに行かされ、そこで多くを学ぶという話。
「とりあえず外さない」レベルデザインの基礎知識
レベルデザインにおけるありがちな失敗について。
Author by Webmaster : News | Comment (0)